距離の変化のグラフ
速さの問題で、解きづらいのが「距離の変化を表すグラフ」の問題です。
2022年の鷗友学園中学の第1回入試の7番を例としてあげておきます。
こうした問題は、本文から先ず通常のダイヤグラムを書いていくのが良いです。
ダイヤグラムを書く参考に、問題で与えられている距離のグラフを使っていきます。
では実際にダイヤグラムを書いてみましょう。
先ず友子さんが歩いてバス停に向かうことから書き始めます。
学君が出発したのはその16分後ですから、与えられてたグラフから、14分後に友子さんがバス停に着いたと判断できます。
14分から16分までは距離が変化していず、16分から急速に縮まり始めたからです。
2人の距離が180mになった時に、友子さんがバスに乗ったと判断できます。
距離が広がり始めたからです。
バス停で6分待ったと書いてあるので、14+6=20ですから、その時間の目盛りは20です。
そこから26分までは一気に距離が広がっていますから、友子さんがバスに乗って移動していたと分かります。
26分にバス停で降りました。
その時の2人の距離は2340mです。
そして友子さんはそこから学校まで歩きました。
一方、学君は友子さんが出発した16分後に出発して、そのまま一定の速さで学校まで進みました。
友子さんと同時に学校に着いたとあるので、ダイヤグラムに学君が進んだ様子も書き加えます。